VON ARDENNE

プロフィールと活動


VON ARDENNEはガラス、ウェハ、金属箔、ポリマー膜といった材料に真空製膜するための産業装置を開発・製造しています。これらの製膜は表面に新しい機能特性を与えます。製膜の薄さは1nmから数μmまで用途によって異なります。

顧客はこれらの材料を使用して、建材ガラス、スマートフォンのディスプレイやタッチパネル、自動車用ガラスのソーラーパネルや熱保護ホイルといった高品質製品を製造しています。

VON ARDENNEでは顧客の皆様に洗練されたテクノロジーの真空コーティングシステム、広範な専門ノウハウ、グローバルサービスを提供しています。キーコンポーネントはVON ARDENNEによって自社開発・製造されています。

VON ARDENNE製のシステムおよびコンポーネントは環境保護に貴重な貢献を果たしています。エネルギー消費を少なくしたり、再生可能資源からエネルギーを生成するのに役立つ製品を製造するのに不可欠です。

VON ARDENNEは1991年、ドレスデンのマンフレート・フォン・アルデンヌ研究所からスピンオフして設立されました。VON ARDENNEの現在の成功に欠かせない技術的基礎とコンポーネントは1955年以来この研究所で開発され、たえず改良されてきました。

電子ビームプロセスに関する50年以上の経験、マグネトロンテクノロジーにおける40年以上の専門ノウハウによって、VON ARDENNEは薄膜太陽電池用のガラス製膜システムおよび装置のリーディングサプライヤーです。

この専門ノウハウは当社の全製品に使用されているので、当社の顧客は製品生産のために信頼性の高いシステムを利用できます。

VON ARDENNEではマンフレート・フォン・アルデンヌの仕事の基礎となった価値観 - 科学に対する細心の注意力、好奇心、革新的な技術ソリューションのための絶え間ない研究、品質に対する意識、持続的な活動と信頼性 - を厳格に守っています。


会社情報 & 経営陣

 Pia von Ardenne

VON ARDENNE Group

幹部管理職。 Pia von Ardenne

本社: Am Hahnweg 8 | 01328 Dresden | Germany

創立: 1991年。前身のマンフレート・フォン・アルデンヌ研究所のスピンオフとして

株主: フォン・アルデンヌ一族が100%所有


品質管理

「力は質に潜んでいる」(フリードリヒ・ニーチェ)

VON ARDENNEにとって、品質とは当社の製品が、革新的で効率的なテクノロジーと同時に常に高い信頼性を持つことを意味します。各製品のライフタイムを通じて顧客の期待に応え、ご満足頂けるよう私たちは取り組んでいます。

継続的な製品改良は全社員の任務であり、当社のサプライヤーの全事業分野を含めた変化のプロセスであると私たちは考えています。その結果、製膜装置、アップグレード、スペア部品、サービスといった当社の各製品の優れた品質が保証可能となります。

相互に成功をもたらす長期的な提携関係

私たちは成長過程にある顧客の皆様をサポートし、野心的な目標に到達できるようお手伝いします。なぜなら顧客の成功は私たちの成功でもあるからです。

それゆえ私たちは、最初の相談からアフターセールスサービスにいたるまでお客様をサポートします。市場の要求に応えるためにお客様とともに最高のソリューションを目指して私たちは懸命に努力します。当社の専門ノウハウ、先進のテクノロジー、そして迅速に信頼通りに反応する能力によってお客様を成功に導きます。

VON ARDENNEを信頼して使えるポイント:

  • 当社社員の熟達、顧客本位の品質意識
  • 有数のサプライヤーから調達する部品を用いた開発と製造の豊富な経験
  • 当社顧客による当社製品の品質査定

並外れたクオリティー

VON ARDENNEはファーストソーラーNOVA賞 2015 の最優秀サプライヤーを受賞しました。

VON ARDENNEにおける品質管理の仕組み

私たちが焦点を当てているのは、製造プロセス内の欠陥を検出し、修正することだけではありません。まず重要なのは、問題が起きる前に問題を特定することです。そのために、当社では顧客の要求を集めることから、製品の計画・開発、そして運用開始とアフターセールスサービスにいたるまで全バリューチェーンに品質管理法を統合しました。

「解決は問題よりも重要」をモットーに、私たちは全部門を通じた緊密な共同作業により、当社の品質基準が当社の作業、製品に確実に取り入れられる努力をします。

品質管理における当社の着眼点:

当社の製品・サービスの品質を確実なものにするためだけではなく、品質をたえず向上させるために私たちは確立された方法を適用します。当社では主として以下の点に焦点を当てています:

  • リスク評価
  • 持続的な変革管理
  • サプライヤーの資格と開発
  • サプライヤーとの品質契約
  • 製品の受け入れと点検
  • 8D法による問題解決
  • 持続的なエラー・苦情管理
  • 「教訓から学ぶ」法/継続的改善プロセス (CIP)

社会的な取り組み

寄付 & スポンサー

ザクセンに拠点を置くVON ARDENNEは地域や地域の人々に真剣に取り組んでいます。そのため、当社は教育、科学、研究、環境プロジェクト、スポーツ、文化活動の取り組みに関与することで地域とのつながりを築いています。

また、当社従業員が各地区で参加している様々なプロジェクト、クラブ、団体も支援しています。

VON ARDENNEは以下の施設や催しをサポートしています:

  • エルブハングフェスト・ドレスデン・シティ・フェスティバル
  • ドレスデン・チャイニーズ・パビリオン
  • ドレスデン・ビューラウ高校 
  • ヴァイシッヒ中学校
  • ホッホヴァルト幼稚園
  • ドレスデン・ローセンドルフ・ヘルムホルツセンター物理学賞
  • リングナーシュロス・マンションの改築

メンバー

様々な組織、協会に正会員として、またはパートナーとして関わっているのにはそれなりの理由があります。これらの組織、協会はプレゼンテーションや出版をするためのプラットフォームであると同時に興味深い分野に関して知識を共有するためのプラットフォームでもあります。これらのプラットフォームのおかげで当社の専門家がネットワークを形成し、問題に関して議論し、特殊なトピックに関して他の組織や協会と共同研究するチャンスが得られます。

  • AIMCAL - 産業メタライザー、コーター、ラミネーター協会
  • ドイツ中小企業協会 (BVMW)
  • ヨーロッパ薄膜協会 (EFDS)
  • ドイツ商工会議所 (IHK)
  • 産業プラズマ表面テクノロジー技術ネットワーク (INPLAS)
  • ザクセン地域自然保護財団
  • プラズマ・ジャーマニー
  • 真空コーター会 (SVC)
  • Silicon Saxony e.V.

天文台

「もしかしたら私は天文学者になっていたかもしれない」、天文学に情熱を持っていた少年時代を回想しながらマンフレート・フォン・アルデンヌはそう語ったことがあります。学校に通っていた頃から、彼は眼鏡レンズ、カーテンレール、木枠からとった木材を使って最大2mの望遠鏡をいくつも作りました。これらの望遠鏡を使って月のクレーターや太陽の黒点、金星や木製の相を観察しました。生涯にわたって彼は天文学に対する興味を持ち続けたのです。 1956年、ドレスデンに移ってから一年後、マンフレート・フォン・アルデンヌは自分の研究所の敷地内に 天文台 を建てました。天文台には直径200mm、焦点距離3,000mmのツァイス屈折望遠鏡が設置されました。マンフレート・フォン・アルデンヌが購入したこの望遠鏡は、1909年から1911年にかけて製造されたもので、職人芸の精巧なメカニズムが光学装置として結実した稀な例です。同種の望遠鏡は世界に6台しかありません。 建物と屈折望遠鏡を修復し、天文台は2007年、マンフレート・フォン・アルデンヌの生誕100年の記念日に、再度一般公開を果たしました。 この望遠鏡を覗けば、1936年に発見され、マンフレート・フォン・アルデンヌの業績にちなみ名づけられた小惑星 (4849 = 1936 QV) が見つかるかもしれません。

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